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都心に存在するという「バー ラルム」は神出鬼没のバー。そこを見つけられることができるのは、
選ばれた人だけ。なぞめいた美人オーナーの出すアロマチックなおしぼりは、その人の心を解き放ち、向かうべき場所へと導いてくれます。今宵、その扉を開けるのは、「あなた」かもしれません。
 
 
第一回 恵みの雨

  お代も取らず、優しく笑う彼女に後ろ髪を引かれながらも、私は急いで席を立った。新品のミュールが濡れること、白いスカートに水がはねることも気にせず、雨の中、バシャバシャと音を立てながら軽やかに駅に向かった。こんな晴れやかな気持ちは何年ぶりだろう。「彼女のおかげだ」と思うと同時に、名前を聞いていないことに気づき、私は急いでもと来た道を戻った。

  電気店の横を曲がれば、「バー ラルム」の看板が見えるはず・・・・だった。だがどこを見渡しても、店はない。終電そっちのけで、交番やコンビニにも尋ねてみたが、皆、口を揃えて「そんな店はない」と言う。

  「そんな・・・・ばかな・・・・」

  額の雨を手で拭おうとした時、ユーカリの香りがふっと香った。これもまた神様が私に与えてくれた「恵み」だというのか? 私は降りしきる雨を気にするともなく、その場で祈るよう立ち尽くした。



                 END

昔の恋をリセットしたい人にも効くユーカリの香り
ユーカリ

 ユーカリとはご存知の通りオーストラリアのコアラが大好物の高木です。今回、謎の美人オーナーから出されたおしぼりはユーカリの葉から抽出したオイルを使った香りのあるおしぼりだったんですね。

 物語中にも心に効くと書かれているこのユーカリには、他にも3つの大きな特徴があります。

1つはタバコ、体臭や口臭などの消臭効果があります。
2つ目は防虫効果。
3つ目は殺菌力です


 実は人の出入りが多いお店などにはウイルスや細菌も多いのをご存知ですか?
そういう場所でもユーカリは効果的です。

 香りのあるおしぼりについてはおしぼり用アロマ芳香剤 ラルムのホームページをご覧下さい。

 
葉石かおり
葉石かおり
(はいし・かおり)
エッセイスト
プロフィール
  ラジオレポーター、女性週刊誌の記者を経て、現職に。利酒師、焼酎アドバイザーの顔も持つ。
  「おひとりさま」のエキスパートとして各メディアで活動中。ひとり時間を豊かにする「おひとりさまマガジン」を主宰。
  現在、東京と京都の半々暮らし。
  西陣の老舗呉服屋・宮崎織物とコラボしたメイドイン京都ブランド「和をん」では手ぬぐい、帯ほか、酒小物も販売予定。
  近著に「女利酒師とソムリエールが選ぶ今宵最高の一本」(集英社)がある。
  また京都を舞台にした携帯小説「酒亭 心酔」がブックスレジモにて近日公開。
著作
「日本全国この日本酒がウマい!」
(KKベストセラーズ)
「隠れ酒がうまい!」
(講談社)
*「女は年下男が好き」
(講談社)
「あなたが辞めるといった時、上司は止めてくれますか?〜ゆるキャリのススメ〜」
(講談社)
*「ビバ!!年下婚」
(光文社)
「30代からの結婚がハッピーになれる!」
(三笠書房)
*「かっこいい女はおひとりさま上手」
(PHP研究所)
「実践!おひとりさま道」
(ライブドアパブリッシング)
「女利酒師とソムリエールが選ぶ今宵最高の一本」
(集英社)
「大人の蕎麦屋はここにある」
(集英社)
「産まない理由」
(イースト・プレス)
*は台湾、中国、韓国にて翻訳出版
 
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